組紐教室・教材について
「伊賀白鳳流組紐道」
藤堂高虎の城下町として栄えた伊賀上野、その町で組まれた組紐の歴史は古い。伊賀上野城ー別名白鳳城と呼ばれ、今なお昔の姿を残す古城には当時の鎧、冑、刀剣、馬具、文箱等が陳列されています。これらのものには、すでに組紐が使われています。
四季の美しい山都、伊賀上野にはこのように伝統的な組紐技術があり、これに加えて明治時代になって大和高麗の技法が伝わり、一層組紐が盛んになりました。これらの技法は秘伝として門外不出の風潮にあり、閉鎖的なものでした。
このような環境の中で、伊賀白鳳流は長い年月をかけて、技法を集大成し、ついに閉鎖的な気風を打ち破って日本で最初に「組紐教室」を創り出しました。伊賀白鳳流は手組組紐として単なる技術習得だけではなく、ひとつの「道」として精神的な面を求めています。綾なす糸が組まれ、1本の組紐が創り出されるように、人それぞれが人間関係において組紐と同じように交差します。
そこで求められるのが「和」です。「和」のない人間社会はしっかりと組めない組紐と同じで、伊賀白鳳流は「和」をモットーとしています。そしてこの「組紐」という日本が世界に誇る伝統美を絶やすことのないように、伊賀白鳳流組紐道は日々研鑽を積んでいます。
また、教材(糸、台、重り)等の販売もしています。個人で組紐をされてる方、お気軽にご相談いただければと思います。
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