角台
丸台
鏡(上板)と脚、下板とによって組み立てられた台で主に組み下げて組み進む。上板の穴から玉に巻いた糸を出し、組みあがった紐は下へ下がってゆく。台の中では最小のものであるが、高台で組む一部のものを除いて、初歩的な単純な紐から唐組のように非常に複雑なものまでほとんどの組み方が出来る万能な台といえる。全ての糸を締めながら組むので、ヘラで打ち込む紐と違った味わいがあり、組目の美しさが持ち味となる。
高台
綾竹台
約40cm角の木枠で、手前には矢羽根型の切り込みを入れた板と、組み糸がもつれぬように立てた丸棒が45度くらい傾いてつけられた台。経糸を矢羽根型の板と棒の間にかけ、緯糸は左右の枠にかける。上下の糸の間に緯糸を入れてヘラで打ちながら組む。平組だが、伸びが少なく、ざっくりしたしめやすい紐が組める。この台の紐ほど柄の種類が多いものもないが、いずれも線を基調とした柄のバリエーションということができる。